ハックルベリーフィンの冒険をめぐる旅

The Adventures of Huckeleberry Finnを「本当の夏休み」の間に読み終えた。
正味10日間かかった。
字は細かいが281ページの本にしてはかかりすぎと自分でも思うけれど、アメリカ人にもおそらく難易度の高い南部訛り、土地の言葉、辞書にない言葉との格闘の末途中から辞書なしでだいたい読めるようにはなったし、理解としては8割程度というレベルにやや満足。
この1冊を卒論に選ぶ人もいるくらいだから上出来かな。

読み終えたはいいけれど、これからレポートを書くのだけれど何をテーマにするか考えているだけで日が暮れそう。

と、いうことで、今日はライオネル・トリリングLionel Trilling(1)からはじまり、ポストモダニズム研究まで文学の旅をマークトウェインと一緒にした気分なのである。

ライオネル・トリリング(1905-1970)という人はユダヤ系アメリカ人の文芸批評家で
最初の本The liberal Imagination (2)に1章、ハックルベリーフィンについて書いている(3)
検索しているうちにたまたま遭遇したのだけど、この人はどんな批評をしているのかもう少しじっくりと
読みたくなった。ヒューマニスト的ということもあるので、若干私とは論点がずれるだろうが文体として読みたい気分。

しかし今は、ハックルベリーフィンに戻らなければならなかったので、仕方なく今度は映画を見る。

The Adventures of Huck Finn
http://www.imdb.com/title/tt0106223/

イライジャ・ウッドがハックルベリーフィンとはちょっとミスキャスティングに見えるけれど
「白人的」なのが際立っているのでいいのかなぁ、と思った。
本のいくつかのシーンを取り上げているけれど、多少脚色もあるので題材としては
プラスにはならなかった。

でも、もしハックルベリーフィンの物語を知らない人がいたら、まず映画を見るのが
いいと思うのでオススメ。

ところでなんでハックルベリーフィンなのか、ということについて。
「ハックルベリーフィンの冒険」の何がすごいかというと、これが単なる少年冒険小説には
終わらず、口語的に書かれた最初の小説ということだから。
ヘミングウェイはマークトウェインの書いたこの本こそが、アメリカ文学に布石を置いたと言っているわけだから
そんなにすごいのか、と思ってもう1度読むしかないのだ。

私にとってみたらヘミングウェイもマークトウェインも同じぐらいの時代の人だと思っていたが
ヘミングウェイは1894年生まれだから64歳も若かった。(トウェインは1835年生まれ)

それにしても今日1日、大した収穫もなく終わってしまった。
こうしてまたまた文学の旅はつづくのだ。


(参考HP)
(1)http://en.wikipedia.org/wiki/Lionel_Trilling(2)http://www.amazon.co.jp/Liberal-Imagination-Review-Books-Classics/dp/1590172833#_(3)http://grammar.about.com/od/essaysonstyle/a/trillingtwain.htm

文章が一部読みにくかったので修正済み。
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by mysakuranbo | 2011-08-15 19:19 | -趣味のアメリカ | Comments(0)

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