首都高の値上げに思う
2012年 01月 24日
そもそも割引前の区間では700円だったのが、100円の値上げ。
深夜や日曜日の割引もなくなってしまった。
ときどき560円で利用できた区間が800円とはものすごい値上げだ。
なぜ首都高は値上げになるのか。
近距離の利用を望んでいるとしたら、埼玉県から神奈川県までを
縦断する首都高は必要ないだろう、と思うわけである。
前からそんな計画があるのはなんとなく知らされていたが、まさか
1月からなんて、聞いていなかったですよ。
距離別料金制はいつの間にか導入されてしまった。
でも、若者には関係のない話だ。
なぜなら彼らは車を買わないし、乗らない。
車を所有して維持するより、時折レンタカーをするとか
電車でグリーン車に乗るとか、タクシーを利用するほうが
損得で考えればはるかに得だし、だいたい彼らはローンを組んでまで
車は買わない。
事実、ローンで車を買おうとする人は減っている。
昔は5割と言われていたが、今は3割程度がローン利用者とか。
では、この値上げはいったい誰のなんのためなのか。
近距離の首都高を利用する人たち(おそらく経費で落とそうとする人たち)
の、経費削減には大いに貢献するだろう。
それを歳出削減した、とか言われたらすごく気持ち悪いのだ。
いつの間にか始まっている制度には常に気持ち悪さがつきまとう。