雨と現実

珍しく朝から雨が降っている。
このところ天気が変わりやすいし、雨の予測も雷雨や雹といったことも起きるので、出かける時は雨具が欠かせない。

いつから雨具と言われなくなったのだろう、ふと、思う日が最近あった。 小学校の遠足では持ち物には必ず「雨具(傘、カッパ)」と書いてあった。

今ではすっかり雨靴はレインブーツだ。
傘はさすがにアンブレラとは言わないのだろう、発音も難しいしだいたい長いから。

雹も雷雨も子供のころからしょっちゅうあった自然現象だ。
雷は近くに落ちることもあったし、雹だってバラバラと降ってきて、子供ながらわぁわぁ騒いでいたものだ。 当時は、それほど大騒ぎするようなニュースになったとは記憶していない。

メロンほどの大きさの雹が降り、車が凹んだというニュースは見たけれど、

すわっ、天変地異か!
地球はどうなってる!
予知は?誰の責任か?!


のような、反応は少なくとも人間側(報道側か?)にはなく、もっと自然の力に対して畏怖の念をもっていたように思う。 

川は毎年のように氾濫したし、側溝の水は大雨のたびに溢れた。
神社にある大きな木が雷に打たれることもしばしばあった。

ニュースが自然災害をより取り上げる傾向は、311の震災前から増加しているように感じていた。天気の話が卒ない社交辞令のように、ニュースが気候変化の話をワイドショー的に取り上げることに多少の違和感がある。 もっと追究すべき政治の問題はあるだろうに、経済人に話を聞くことはないのか、と。

もちろん雷雨で被害にあう人や季節外れの雹で困ったことになる農家の方々などがおられる。

しかし、一般人は雨が降ったら、傘をさせばよい。
足元が濡れないように、長靴、ではなく、レインブーツを履けばよい。

別にトレンドでもセンセーショナルでもないと思うのだけども、雨具をレインウェアと言ってしまうことに、我々は常に別の安全な星に住んでいて、まるで現実のことではないことがどこかから突然降ってきた災難のように、報道を見て感じることがある。

どこかの国で目的を失って戦っている人たちはなぜその戦いを続けているのか。
我国の首相の声がほとんど国民に向けてのメッセージとして届いてないのはなぜなのか。

知りたいことは山ほどあるのに、カラフルなレインブーツを取りそろえた百貨店の様子を朝の7時から伝えている国の現実とはなんなのだろうか。


マイクロニュースだけを垂れ流す日本のテレビに最近うんざりしている。
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by MySakuranbo | 2012-06-06 08:29 | 日々の出来事 | Comments(0)

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