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英語力だけじゃないわけ

今日は月曜なのに激しく疲れてしまった。
というのも、昼間2時間英語でぶっ通しで話をしたからだ。わたしはネイティブではないので考えながらでないと、英語で話ができない。 するすると出てきているようだが、脳の中で高速で引出しを開け続けている。その速度はローギアから始まり、エンジンが温まってくると高速回転になり、1時間半ほどでオーバーヒートを起こすようにできているようだ。

疲れると英語が上手に話せなくなる。
同時に酒に酔ったときも上手に話せなくなるのだ。

よく、酔うと英語がうまく話せる、という人がいるけれど、なにか裏ワザがあるのなら教えてほしいくらいなのである。また仕事に戻れば丸一日英語を話す日もあるだろうから、もうすこし英語持久力を高めなくてはいけないかな、という気がしている。


英語を話すと疲れる理由に、英語という言語が求める肺活量と喉使いがあると思っている。肺活量の問題は結局は体幹筋肉だと思うので、背筋だとか腹筋だとか横隔膜とかを非常に使うのだ。 日本語はそういう意味で筋肉を酷使しない楽な言語だと個人的に思う。

また、英語を話すときだけ大声になる、という人がいる。
団塊世代の男性などにもよく見られる(笑)
大声で話すと英語が通じやすくなるのは実際に本当の話で、日本人が発音が悪いまま小さい声で話すとあまり通じないので、発音が悪くても大声で話せば、相手は聞きやすいということは事実だと思う。
それと同時に大声で話している本人は、それを自分が耳で聞いているから、「うまく発音できているような雰囲気」になっているはずである。

しかし、英語の発音自体は大声である必要はない。
そうなるとWhisper(ささやき)しながら、英語を話すということが非ネイティブにとっては技術的には最高レベルにあたる。その点で通訳のウィスパリング(片側で同時通訳のようにささやくこと)は、発音という意味で本当に技術のいることだからすごいのだ。

わたしは小声で話すことにも徐々に慣れてきている。 腹筋を使って話すことと、喉の奥から声を出すことを心がけるようになってから、徐々にそうなってきた、とも言える。 もちろんまだ完璧ではないので、疲れてしまうのであって、この点ではもう少し発音の改良の余地があるかな、と思う。

どう改良するか、だが、ここからは、耳と音感のいい人に限って言える話なので、他の学習法もあるだろうからそう認識してみてほしい。 大学で学生の発音を聞いていると、見事に発音が悪いのに、本人が全く気付いていないという場合もある。 もちろんどのように発音するかは知っているはずである。 知らないわけがない。
しかし、本人たちは発音できていないと思っていない。 そういう人は音感がないのではないか、と感じていて、矯正する方法は別のやり方のほうがいいと思うからだ。

シャドーウィングをすると英語の発音がよくなる、と言うのは、この音感のいい人のみに当てはまると思う。誰かの話のマネをすることは言語習得の基礎中の基礎だ。 子供が親の方言を習得するように、英語の発音も対象となる人を定めて、その人のマネをすればよい。

わたしの場合は働く人たちの英語の発音がそのまま移ってしまう。 早口なカナダ人上司の場合には、自分もそんな話し方になるし、イギリス人と話していると知らず知らずにイギリス英語になっている。 先日1週間オーストラリアにいたときなどは、帰るころにはオージーイングリッシュがだいぶ移りはじめていた。

発音は悪くたって別に通じる。
だけど、発音が悪いと特にアメリカ人には、あの人発音おかしい、というレッテルを貼られることが多い。
それは、日本人が標準語である東京語を話さず、ちょっと地方の方言を混ぜて話をしたときに、「なんか訛ってない?」といちいち指摘されるのと同じようなものだ。 訛っていることへの許容範囲とでも言おうか。
その許容範囲が著しく狭い人も英語ネィティブにはいる、ということだ。

というわけで、考えながら話すノンネイティブが伝えやすい英語を話すには、腹筋だって使うものだし、きわめて全身運動に近いってことを言いたかった。 まるでジョギングしながら仕事しているようなものだ。頭も体もしっかりメンテナンスしないといけない。
by MySakuranbo | 2012-06-11 19:58 | -English | Comments(0)

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