言ったもの勝ちな世の中

今日の朝日新聞の投書欄にエスカレーターに関するものがあって興味深く読みました。それは、こういう内容です。

あるとき男性(51歳会社員)がエスカレーターの右側を歩いて登ろうとしたときに、前方に右側に立っている外国人がいて、そのひとを交わすために左から抜いていきました。 すると、その外国人は「歩くのなら階段を歩きなさい」と流暢な日本語で言ったのだそうです。男性が日本の習慣は右側を開けるものだ、と言うと、それは承知しているとあっさりと言われたそうです。 その男性の意見はこうです。

『エスカレーターを歩くことは良いことだとは思っていないが、混雑している街ではやむをえぬ。それを実力行使で妨げようとするのはいかがなものか。皆さんはどう思われるか。』

どう思いますか?

この方の意見としてはまず、こんな感じにに分けられると思うのですが、

A 急いでいる人がエスカレーターを歩くのは当然である
B 急いでいる人を遅延させるような行動をとるのはまかりならぬ
C そして、皆がやっているのだから、それに従うのが暗黙のマナーである

どうでしょうねぇ。

つまり、
D エスカレーターを歩くこと

そのものについては、あまり論点ではないのではないか、ということです。

わたしは、エスカレーターを歩く人のために右側をあける習慣そのものが好きではなくて、この外国人のように右ではなくとも真ん中に立つことがたまにあります。 荷物が多いときなど、なぜいちいち持ち替えて小さくなって左側に立たねばならぬのか理解できないときすらあります。

エスカレーターを歩いたところで、短縮される時間は多くて5秒、10秒でしょうし、節約される歩数やエネルギーだって大したことではないはず。 急ぐひとのために右側をあけようとするので、左側に乗るひとの渋滞は毎日ひどいことになっています。 これも、急ぐ人のために左側の人が我慢をしていると言えますよね。

そもそも、急ぐ人はそんな風に他人に犠牲を強いてまで急ぐ権利がどこにあるのか、と思うわけです。 そんなに急ぐのだったら、階段使えばよろしいのに、と思わずにはいられません。

まぁ、階段がないところもあるので、全部が全部うまくいくとは限りませんけれど、なんか「やったもの、言ったもの、強いもの、速いもの、権力のあるもの」に平伏さなければならないのって変じゃないですか? 日本って加害者が強くて被害者が弱い国と言われてて、こういう小さなことからすべてつながっているように思います。

エスカレーターの速度が日本は他国に比べて遅いのでひとつそれは改善できるのかもしれません。

最後に上のCについては、駅では「エスカレーターで歩かないでください」と書いてある以上、歩かない人に舌うちしたり、毒ついたり、押しのけていったりすることはルール違反ですよね。 時々、マナーと称して、他人の好意を当然のように思っているケースがあって私は好きじゃないんです。

さてこのエスカレーター論は紙面でどんな風に展開されていくのでしょう。
興味津々です。
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by MySakuranbo | 2012-09-13 15:09 | 日々の出来事 | Comments(0)

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