マイアミ快旅記2014-マイアミビーチのホテル
2015年 01月 13日
マイアミといっても、実はマイアミ市とマイアミビーチ市とわかれているらしく、いわゆるビーチはマイアミビーチ市のほうにある。空港はマイアミ市側にあるから、橋をわたってビスケーン湾のあちら側に行くことになる。
距離にしたら12キロぐらいなので結構近いし、タクシーはエリアによって定額制と決まっているのでこちらも安心です。空港からマイアミビーチ(South Beach)へは$32でした。チップをいれても$37。タクシーの定額金額(Flat Rateという)は年々変わるようなので要注意です。空港からホテルまでだけでなく、空港へもFlat Rateが適用になりますし、荷物ひとつあたり何ドルというような追加料金の設定もありません。帰りのタクシーの運転手はそしらぬ顔して$36って私に言いましたけど、チップ込で$38と決めていたので、それ以上払いませんでした。$40を期待してたんだろうけど、シシシ、残念でした。
ゾーンごとのレート表はこちら。 わたしたちはZone 4です。
空港からの足はシャトルバスもあるようだけど、二人で$37だったらタクシーを使っちゃうほうが断然楽だと思います。小さなホテルの場合はStreet名を言わないとわからないかもしれませんが、たいていのホテルの場所はわかるはず。この辺がちょっとNYに似ているのかな、と思いました。タクシーも黄色ですし。
そしてホテルは散々悩んで、予算と相談してビーチ沿いのLoews Miami Beach Hotelをとりました。お買いもの通りのLincoln Roadにも近いし、16th Streetのつきあたり、Collins Avenue沿いにあってちょうどSouth Beachの真ん中あたりだからです。
レリゴーのLで、ロウズと伝えます。ホテルはこのエリアのランドマークになる白いタワーがあるので、わかりやすいと思います。
チェックインしたのが深夜0時ごろだったので、部屋の写真をまったくとっていないことにさっき気が付きました(笑)とにかく荷物をなんとかクローゼットにしまい、はやく横になって寝たかったのよ。
だから、ここから先は読み物が続きます。
この時期、マイアミは超超オンシーズンなので、ホテルの価格はいつもの倍以上、3倍、5倍にも膨れ上がります。何もしなくても全米中、あるいはヨーロッパからの避寒者たちがやってくるし、南米からは避暑をしにやってくるみたいです。耳を澄ましていたら、ブラジルからきた、という家族もいました。おもしろい記事をみつけました。Tripping.com というところがランキングした2014's Most Expensive New Year's Eve Destinations (新年を迎えるのに一番高い場所ランキング)
これによるとマイアミはホノルルについで2位ですね。いつの旅行でも言えますがビーチ沿い、眺めと居心地重視、となれば早い段階で押さえるのが賢明ですね。ホテルの構造上、海が見える部屋が限られていて、しかもバルコニーがある部屋はものすごく少ないんです。ハワイのようにどの部屋にもラナイがある、というのとちょっと文化的に違うみたい。
この地区の建物は最近の大型ホテルを除いては、だいたいが1930年代から50年代ごろにアールデコ洋式で建てられたエリアらしい。アールデコってなにかというと、ニューヨークのクライスラービルやエンパイヤーステートビルを思い浮かべるとなんとなぁく、わかるのではないでしょうか。なんとなく垂直や水平的に左右のバランスがとれている感じなんだけど、現代の建築にはみられない外観の芸術性も持ち合わせている、というのが私の理解。(合っているかはわからんが)まぁ、要するにクライスラービルも、尖塔をあんな風に不要に飾って伸ばす必要もないわけですが、そうしたところが「芸術的建築」なんでしょうね。クライスラービルってものすごく古くて1930年ごろ建てられている。そして、フロリダにはニューヨークから沢山のユダヤ系アメリカ人が移住している。おんなじものを建てちゃおう、と考えたんでしょうね。(高さは低いけれど)
実際に私が大学の卒論のテーマにしたユダヤ系作家の作品にも「母は寒いニューヨークを離れてフロリダで毎日気楽に暮らしている」なんてことが書いてありました。マイアミを散歩すると、たくさんのシナゴーグ(礼拝場所)がありました。今でもマイアミはニューヨークについでユダヤ系のアメリカ人が多く暮らすところのようです。
私たちの予算でとれた部屋も裏庭を挟んでとなりのホテルが見えるだけの部屋でした。メインタワーではなく、St. Morits Tower (サンモリッツ)のほう。あとから知ったのだけど、これは昔St. Moritsというホテルでやっぱり1930年後半ごろできたアールデコホテルだったものをLoewsがオープンしたときに取り込んだ形なのだそうです。
窓のしつらえが何やら古い感じはしていました。窓からのぞきだせば海も町もちょっと見える。最初は少しがっかりしたんだけど、数日滞在しているうちに、マイアミの太陽の眩しさから、窓が大きかったら暑くてやってられないなぁ、と思いました。昼間部屋にいるときでも、厚手のカーテンを半分締めているくらいです。太陽を浴びたければ外に出ればいくらでもあるのだし。
上の真ん中の写真がサンモリッツタワーから中庭をはさんでメインタワーをみたところです。
サンモリッツタワーの1F はSPAとジムがあって、手軽に行けるのもよかったです。
SPAは今回やらなかったけど、ジムには1回だけ行って1時間ほどマシン運動しました。1回$10かかるのだけど、シャワーブースまわりが快適でソープ類が部屋にあるアメニティではなくSPAアメニティが並んでいたので、使ってみたりして楽しんでみました。
マイアミビーチの情報ってあんまりガイドブックにもないので、いろいろ説明しつつの回り道の旅行記になっていますが、ようやくここでほっと一息です。
我が家からここまでドアツードアで24時間きっかりかかりました。
着いた日はやはり寒気の影響なのか、ちょっと肌寒くて、バスタブに家から持参したTHANNのバスジェルを入れてお湯につかりました。それで、「マイアミは遠いな」とまだ飛行機に揺られたような感覚のまま、眠りにつきました。Bedが期待以上に心地よくてこの夜はぐっすり眠れました。
つづく