サッポロビール 工場見学
2012年 05月 10日
サッポロビール 北海道工場
千歳空港から札幌に向かう間に「サッポロビール園」という駅がある。
この駅は普通列車しかとまらないので、快速列車に乗った場合には、千歳駅で乗り換えが必要になる。これが本数が極端にすくないので、ぜひYAHOO路線などで調べてから行くべき場所だ。
しかも、普通列車でも停まらない列車もあるので、何が停まるかは一か八か的なのが難しい。
我々はしっかり時間を調べていったにもかかわらず、この日に限って列車のダイヤが大幅に乱れており役にたたなかった。 駅の清掃をしている人に尋ねたところ(駅員はホームにはいない)、親切にも改札までダッシュで聞きに行ってくれた。 息を切らせながら、次の電車が停まることを教えてくれたのが大変うれしかった。北海道の人は親切な人が多い。
さて、工場見学はいちおう予約したほうがいい、ということになっている。
でも、予約しないで行ってみた。定員に空きがあり入れてくれたので、ほぼほぼ大丈夫だと思われる。 キャリーバッグを持って行ってもコインロッカーがある。 (大きなスーツケースは入れるところがなかった)
無人の駅を抜け、このような場所をしばらく歩くと受付に到着する。
工場見学は綺麗なユニフォームを着た、綺麗なガイドさんが案内してくれる。
彼女たちは後ずさりをしながら歩き、我々を誘導してくれる。 すべてのガイダンスを暗記していることもすごかったが、あの後ずさりウォークはかなり筋力がいるのではないかと思ってしまった。
最後の試飲コーナーでは一組一組に挨拶をしてまわり、なんというか、観光大使的な役目もあり大変なお仕事のようである。
試飲は北海道限定のサッポロクラシックとサッポロ黒ラベルの2種類。 私もとしくんもサッポロクラシックのファンで、あの喉ごしの良さには感服しきりだった。 北海道限定はぜひ続けてほしい。
恵庭の水がとても美味しいのであの味ができるのだ、とガイドさんは話していた。
そう考えると、同じ黒ラベルでもひょっとしたら味が違うのではないかと思ってしまったが、あちらとこちらを飲み比べていないので定かではない。
今年はアサヒのエクストラコールドといい、キリンのフローズン一番搾りといい、冷え冷えビールを各社売りたがっているみたいだけれど、私はビールは「味」だと思う一人。 麦芽100%に切れのあるホップという味で勝負されてしまうと、「今までいろいろ寄り道してゴメンナサイ」という気持ちになる。
試飲ではチーズとナッツのおつまみもいただける。
ほろよい気分になったあとは、レストランにてさらにビールを頂くことにした。
ここでは札幌開拓使麦酒が飲める。
メインはジンギスカン料理だが、なにせ私はジンギスカンが好きではない(笑)
羊は食べないし、焼いた匂いも実は得意ではないので、北海道にきて唯一困るのがジンギスカンのあの匂い。 事前に2杯のビールが胃袋に入っていなければ、ちょっと遠慮してしまったかもしれないが、煙もそれほどでていないようだったので大丈夫だった。
サッポロビール庭園 レストラン ヴェルハラ
食べたものは、
枝豆 (やはり最高においしい!)
ソーセージ盛り合わせ (半分ずつにしたのに、としくんに2種類ほど丸ごと食べられてややキレる)
しおからジャガ (蒸かしたジャガイモにバターの替わりに塩辛をのせて食べる。これが見事なハーモニー)
北海道ではどこに行っても「ラーメンサラダ」なるものがあり、このレストランにもあった。
ちょっと気にはなったけれど、ビールでお腹が膨れていたので食べずじまいに終わってしまったのが残念。
工場見学の際に、電車で来たことを告げると帰りの電車の時刻表をくれる。
12時ごろから工場見学をし、結局3時ごろまでここにいて、グラス2杯、ジョッキ2杯、合計4杯3種類のビールを飲んだ。 五臓六腑もすでに満たされ、いい旅のはじまりとなった。