コースターのない話
2012年 05月 30日
大学で明日までに提出しなければならない、卒論関係の題目と参考文献のリストの作成が主な作業であった。 考えていたよりずっと早く終わってしまった、ということをを手際の問題ということにしては、大学の勉強としてはいささか軽んじてはいまいか、と少しは躊躇したが、現段階では提出さえすればよいので、作成されたもので、評価は十分いただけるはずだ。
手際の問題は大学生が、大学時代から社会人にかけて学んでいくことになる重要な問題だと思う。 考える、答えを出す、悩む、迷う、という種類が勉強のすべてであって、「手際よくやる」ということは、通常は学問の蚊帳の外にあるものだ。
手際と要領はちょっとちがうと思うし、手際は要領よりも前にあるもののように感じる。まず、手際があり、要領が次にくると、そう感じる。(感じない?)
そういう意味で手際はテクニックで要領にはテクニック+思慮的なもの、が含まれてくるのかもしれない。要領がいい人は良い意味では「他をおもんばかった結果、他のためになることも含まれる良いこと」ができる人ではないかしら。 これが悪い意味になると「他をおもんばかった結果、謀略にまい進する」ということだ。
だから、人をほめるときにも
「手際がいいね」
は、100%いい意味になるが
「要領がいいね」
は、場合による、ということになる。
うまく使い分けて、相手が気づくか気づくまいか、自分のなかでほくそ笑んでいることもできる言葉だけに、ちょっと楽しい。
うーん、なんでこんな話になってしまったのか。
私が本当に書きたかったのは、コースターを出さない喫茶店はだめだ、ということだったのに(笑)
コースターがないと落ち着かない気分になるのはわたしだけなのかなぁ。